手掌多汗症の治療法をご紹介!手汗で悩むのはもうやめましょう。
手掌多汗症の治療方法
手掌多汗症で悩む人にために、様々な治療法があります。まずは皮膚科に行って相談して、自分のレベルを知り、治療法を知って下さい。
いきなり手術をするのではなく、副作用の少ない治療から試してみてはいかがでしょうか。
塩化アルミニウム外用
塩化アルミニウム水溶液を処方してもらって夜寝る前に手のひらにぬります。朝には洗い流しましょう。
これは多汗症のレベルの軽い人向けの治療法で、ある程度の効果が期待できます。継続して使いますが少しずつ量を減らしていき、最終的に水溶液がなくても汗を気にしなくなることが目的です。
汗の気になる他の部分(ワキ、足の裏など)にも使えます。人によってはかゆみが出る、かぶれるという事もあります。継続して使うので塩化アルミニウム水溶液による刺激性皮膚炎になることもあります。
水道水イオントフォレーシス療法
専用機器に水を入れ、弱い電流を流す中に手を浸します。健康保険の適用が認められていますし効果が高いとされています。これは電流によって汗孔をつぶして汗の量を減らしていく療法です。
継続的に通院して治していきます。日本ではまだまだ専用機器の導入が少なく近くに扱う病院がないかもしれません。
また、週に2回ほどの通院は必要なので時間的にも余裕がないと続けられませんね。面倒くさくなって途中でやめてしまったり、個人差で痛みを感じたりする人もいるので向き不向きがあります。副作用はほとんどないので治療法の中では安心な療法です。
毒素注射
ボツリヌス毒素を直接患部に注射する療法です。一回打てば半年程度効果があります。注射を打つだけなので効果も得られている間は汗が出ないので非常に楽です。
しかしながら注射ですので打つ際には痛みを感じます。保険は適用しませんのから基本的に自己責任ということで慎重に判断しましょう。
胸部交感神経の遮断
重症な多汗症には胸部交感神経を遮断する手術をします。
これは気になる汗の出る神経を切断するので汗が全く出なくなります。ただし、切断によって出なくなった汗は他の場所から出るようになります。
代償性発汗と呼ばれ、その部分の汗が大量に出るので気になることがあります。効果はずっと続きますが代償性発汗のこと、切断した神経は二度と戻らない事をよく理解して判断しましょう。
まとめ
日常生活さえできなくなるほどの手掌多汗症で悩んでいるなら、まずは皮膚科に行って相談して気持ちを楽にしましょう。
自分だけではないと知るだけでも望みが出てきませんか?ただ悩んでいるだけの時間は何も生みません。勇気を出して相談に行きましょう。
治療を受ければ、もう手掌多汗症で悩むことはおしまい。新しい自分がスタートできますよ。
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