2014.10.28
  • ボディケア

乳首の黒ずみを改善する方法!いつまでも乳首はピンクでいたいのよ!!

乳首 黒ずみ

普段何気なく目に触れている自分の乳首、
前よりちょっと黒ずんできたような気がするけど、他の人と比べることもできないし、でも見られたら恥ずかしいから相談もできない・・・。
そうお悩みの方、実は多いのではないでしょうか。

とくに乳首の黒ずみは「遊びなれている」という悪いイメージを持たれているもの。
しかし、それははっきり言って何の医学的根拠もない迷信です。

では、なぜ乳首の黒ずみが起こるのでしょうか?
今回は女性がなかなか人には聞けない乳首の黒ずみについて、原因から改善法まで紹介いたします。

乳首の黒ずみは肌のシミや傷と同じ原理

乳首の黒ずみといっても、乳首は皮膚の一部。
黒ずむメカニズムは他の皮膚と同じで、色素沈着とターンオーバーが関係してきます。なかでも、乳首特有の黒ずみの原因を紹介していきます。

加齢によるターンオーバーの低下

年齢によって新陳代謝が悪くなると、自然に剥がれ落ちるはずの角質層が肌に残りやすくなります。この角質層はメラニン色素を含んでいるため、黒ずんで見えてしまうのです。

生まれつき

皮膚の色は生まれつき異なります。色白な人や地黒な人がいるように、乳首の色も人それぞれ。生まれつき皮膚の色が黒っぽい人はメラニン色素の生成量も多いため、乳首の黒ずみもより自覚が強くなります。

ブラジャーなどによる摩擦

皮膚は、摩擦などの刺激を受けると自らを守るためにメラニン色素を多く生成します。これは紫外線によってシミができるメカニズムと同じです。
ブラジャーや肌着などが乳首にこすれることで乳首の黒ずみが進んでしまいます。また、同じように乳首に傷や炎症が起きると皮膚を守るためにメラニン色素が生成されて黒ずむようになります。

乳首の黒ずみが起こりやすいタイミング

乳首の黒ずみがもっとも起こりやすいのは、妊娠・出産時です。

これは女性ホルモンのバランスの崩れやつわりによる体調不良、慣れない育児からくるストレスなどさまざまな要因があります。ホルモンバランスが崩れることでメラニン色素が過剰に分泌されてしまううえに、ストレスなどによってターンオーバーが正常に機能しなくなることで黒ずみが沈着してしまうという状態にあります。

また、赤ちゃんに母乳を飲ませることも関係しているとされています。乳首を口に含ませることで起こる刺激から乳首を守るため、メラニン色素を大量に分泌させていると考えられています。妊娠中から黒ずんでくるのは母乳を与えるための準備段階にきているということです。

妊娠・出産による乳首の黒ずみは、生活リズムが安定してホルモンバランスやターンオーバーが正常に機能し、メラニン色素を含む角質層がきちんと剥がれ落ちることで元に戻ります。また、それ以外の原因の乳首の黒ずみも、顔の美白ケアと同じようにケアをすれば改善が期待できます。

乳輪の黒ずみに効果があるのは塗り薬

乳輪の黒ずみは肌のシミと同じように考えてケアすることができます。

とはいっても、ボディソープや美白化粧水ではっきりと薄くすることはできません。シミをケアするのと同じようにビタミンCを摂ったり、角質を落とすための洗浄料を使ったり、皮膚のトータルなコンディションを整えるためにローションを塗ったりすることに意味がないとは言えませんが、あくまでも補助的な効果にすぎません。

現在、乳輪の黒ずみを改善する方法としてもっとも効果があると考えられているのはトレチノインとハイドロキノン、ルミキシルペプチドやビタミンC誘導体を含んだ外用薬を継続して塗ること。

「トレチノイン」とは

皮膚のターンオーバーを加速させるのがトレチノインです。角質を剥がして表皮の細胞分裂を促すことで、すでにあるメラニン色素を排出させる働きをもっています。ビタミンA誘導体であり、美容皮膚科などではニキビ治療薬としても用いられています。

「ハイドロキノン」とは

色素沈着を薄くする強力な漂白作用を持つのがハイドロキノンです。漂白作用の他にも色素沈着の原因であるメラニン色素を生成する酵素(チロシナーゼ)の働きを抑える働きもあり、新しいメラニン色素の生成を抑制します。黒ずんだ乳輪の表皮がターンオーバーによって剥がれ落ちることで、メラニン色素の少ないきれいな皮膚に生まれ変わります。

「ルミキシルペプチド」とは

メラノサイトが持っている「チロシナーゼ」という酸化酵素が働き、メラニン色素が生成されます。その「チロシナーゼ」を抑制する働きを持っているのがルミキシルペプチドです。その効果はハイドロキノンの17倍ともいわれています。

「ビタミンC誘導体」とは

メラニン色素の生成を抑制する効果や色素沈着を防いだり、除去したりする美白効果を持っているビタミンCは肌に浸透しにくく、吸収されにくいという特徴を持っているので、そのビタミンCを浸透、吸収されやすくしたものがビタミンC誘導体です。

どれも強力な作用を持っているため、朝晩の塗布で早ければ1ヶ月ほどで効果が出てきます。ただし効果の高さから赤みが出るといった副作用が出ることもあるため、必ず医師の処方のもとで経過をみながら続けることがとても大切です。

レーザー治療は逆効果のことが多い

シミと同じであればレーザー治療も効果があるのではと考えられます。レーザーの種類によりますが、多くはピンポイントに照射をすることで色素がまだらに抜けてしまったり、かえって色素沈着が強くなってしまったりと乳輪の黒ずみの治療には向いていません。

乳首の黒ずみの原因はしみやそばかすと同じ!徹底的な美白ケアを行って!

乳首の黒ずみの原因が「遊びすぎ」であると言っている時代はとうの昔に消え去りました!そして、解決できないと嘆いている時代も終わです。
トレチノインとハイドロキノンによる乳輪の黒ずみの治療は、薬品としての確かな効果と塗るだけという手軽さもあって多くの女性に選ばれています。費用もレーザー治療などと比べたら手の届きやすい金額であるため、生まれつき乳輪の色が濃い若い世代の方にも人気です。

医師の管理のもとで適切なトレチノイン・ハイドロキノン治療を行っているクリニックも増えているので、安心して確実に乳輪の黒ずみを改善したいという方は一度相談してみてはいかがでしょうか。

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