2017.08.21
  • ボディケア

各種オイルダイエットのおさらい、こんな効果があるんです

ダイエットにオイルは禁物!一昔前は、そんな考え方が普通でした。
でも今は色々な研究が進んで、ダイエットに良いオイルもあることが判明。質の良いオイルには栄養素がたくさん含まれているので、むしろダイエットの見方にもなるのです。

ここでは、ダイエットに良いとされる3つのオイルを紹介。また、それぞれダイエット以外の効果も見ていきます。

アマニ

 

アマニとは、「アマ」という植物から抽出されたオイル。アマニ油、アマニン油、亜麻仁油など、さまざまな呼ばれ方があります。
「水と油」という言葉にもあるとおり、本来オイルは水と分離する性質を持ちます。

でもアマニは、水溶性といって、水の中に溶け込んでしまう不思議な性質を持っているオイルなのです

アマニがダイエットに良いとされる理由は次の3つ。

 

①脂肪燃焼のサポートをする
②アマニ自体のカロリーが少ない
③コレステロールを排出してくれる

 

アマニには、脂肪燃焼の補助をする働きがあります。

運動でダイエットをしている方は、アマニを摂取することによって、脂肪燃焼をより効率的にすることができます。
また、アマニは水溶性ということもあり、カロリーは非常に低め。毎日の料理に使うオイルをアマニにすることで、大幅なカロリーカットが可能になります。
さらに、アマニにはコレステロールを外部に排出する働きがあります。コレステロールの過剰な蓄積は肥満の一要因なので、アマニがダイエットの味方になることは間違いありません。

グレープシード


グレープシードとは、ぶどうの種から抽出されたオイル。

ポリフェノールやビタミンEを豊富に含んだ、栄養価の高いオイルです。

食用だけでなく、最近ではボディケア用のグレープシードもお目見えしていますね。

グレープシードがダイエットに良いと言われる理由は次の2つになります。

①ポリフェノールが脂肪燃焼のサポートをする
②グレープシード自体のコレステロールは0%

アメリカのオレゴン州立大学は、ぶどうの種に含まれる4つの成分に、脂肪燃焼をサポートする働きがあることを解明。

中でもポリフェノールの一種である「エラグ酸」に、強力な脂肪燃焼パワーがあることを突き止めました。

エラグ酸は、脂肪燃焼だけでなく美肌効果があることでも知られる成分なので、ダイエットとあわせて一石二鳥です。

また、グレープシードそれ自体、コレステロールがゼロという優秀な食品です。肥満予防には最適のオイルですね。

ココナッツオイル


ココナッツオイルとは、ココナッツの中心にある大きな種の中から抽出されるオイル。ヤシ油と呼ばれることもあります。

ココナッツオイルがダイエットに良いとされる根拠は次の2つになります。

①ココナッツオイルは中鎖脂肪酸
②中鎖脂肪酸の働きでケトン体の生成が促進される

2つとも難しくてよく分からないですね…。
簡単に言うと、中鎖脂肪酸とは体に蓄積されにくい成分のこと。すぐにエネルギーに代わるので、太る原因にはならないということです。

またケトン体とは、脂肪を分解することで知られる成分。中鎖脂肪酸には、このケトン体の生成を促す働きもあると言われています。
なお、ケトン体が体内に増えてくると満腹中枢が刺激されて空腹を感じにくくなる、といったことも指摘されています。

ココナッツオイルを使ってダイエットするときには、なるべく糖質を制限することが効果的。

ご飯やパンなど、糖質(=炭水化物)の摂取量を減らすことでケトン体の生成量が増え、より効率的にダイエット効果を得ることができます。

「オイル=太る」の勘違い

どんなに良質なオイルでも、お茶のように毎日ガブガブ飲んでいれば、オイルのカロリーが脂肪として蓄積されて太ってしまいます。

でも、私たちが普段使っているオイルの量はごくわずか。調理の補助みたいな感じですよね。その程度の量のオイルが原因で太るなんてことはありません。

私たちが太ってしまう原因は、オイルにあるのではなく、オイルを使って作られた料理にあるのです。

「オイル=太る」。まずはこの勘違いを正しましょう。そのうえで、今回ご紹介したダイエットに良いオイル、健康に良いオイルを日常的に採り入れてみてくださいね。