虫除けにもなる!この夏はハッカ油を活用して爽やかに過ごそう
虫は出るし暑くてべとべとするし夏は大変・・・!
夏になると毎年イヤなものが登場してきますよね。蚊、コバエ、ゴキブリ…。そう、害虫です。特に女性は駆除どころか姿も見たくない、殺しても処理できないというのが本音。
そしてもうひとつの嫌なものがうだるような暑さと汗のベトベト感。男性は脱ごうと思えば上の服を脱げますが、女性は例え家の中でもそれはできないという方が多いと思います。
そこで今回は日常的に安心して使えるように、ハッカ油を使った自作の虫除けスプレーや夏の暑さ対策をご紹介いたします。
虫除け効果&冷感効果!自作のハッカ油スプレー
みなさんは害虫対策に何を使っていますか?虫除け?殺虫剤?どちらも害虫対策には有効ですが、ゴキブリが出たからといって、食卓で殺虫剤なんて使えませんよね。
ならば虫が来る前に虫の嫌がるものを散布してバリアを張っておきましょう。
ここではどこで使用しても安心な手作りの虫除けスプレーを作ってみましょう。
・無水エタノール
・ハッカ油
・精製水またはミネラルウォーター
・スプレー容器
無水エタノール、ハッカ油、精製水はドラッグストアにあります。どれも決して高いものではありません。
精製水の代わりにミネラルウォーターを使ってもOK。ただし軟水を使ってください。採水地が日本であれば、ほとんど軟水です。
海外のミネラルウォーターは、逆に硬水が多いので避けておいたほうが無難。水道水は、消毒用として配合されている微量の塩素がハッカ油を分解してしまう恐れがあるので、使わないようにしてください。
スプレー容器は100円ショップなどにあります。ハッカ油との相性を考慮し、ポリスチレン(PS)以外の容器を選んでください。ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ガラス、陶器なら、どれでも大丈夫です。
作り方
①無水エタノール10mlに対してハッカ油20~40滴の割合で混ぜ合わせます。
②液体をスプレー容器に移して、そこに精製水90mlを混合します。
③スプレー容器のフタを閉めて、よく振ります。
ハッカ油20~40滴と幅が広めですが、これは虫除け効果・冷感効果の強さ調整の幅。しっかりと虫除けをしたい、超クールになりたい、といった場合にはマックスの40滴を混ぜ合わせましょう。
使い方① ~虫除けとして~
使う直前にもスプレー容器をよく振ってください。そのうえで、肌や洋服などに直接スプレーを吹きかけます。
これだけで害虫は、少なくともあなたの体の周りには近寄ってきません。また、自分の体でなく、虫に近寄ってほしくない場所に吹きかけておくのもアリです。たとえば網戸に直接吹きかけておくと、外からの虫の侵入を防ぐことができます。
使い方② ~冷感グッズとして~
こちらも使う直前にはスプレー容器をよく振ります。そのうえで、次のような使い方をすると冷感効果を実感できるでしょう。
◆帽子に吹きかける
帽子の内側の額が触れる部分にスプレーを吹きかけます。
熱い日差しの中でも、頭部がひんやりして気持ち良さバツグンです。
額の部分を一周するようにぜいたくに使ってもOK。精製水で薄めずに、ハッカ油の原液を直接数滴たらせばもっと気持ちいいですよ。
◆扇風機に吹きかける
ハッカ油スプレーを扇風機の羽に吹きかけてスイッチオン!
扇風機の普通の風に比べると、ハッカの香りも手伝って涼風に感じます。
また、スプレーをガーゼにたっぷり吹きかけて、そのガーゼを扇風機の前面に設置するともっと涼しく感じますよ。
◆入浴に使う
シャワーで身体を流したあとに、ハッカ油の原液を2~3滴たらした洗面器のお湯を一気に体にかけてみてください。
体中が爽快感に包まれます。しかもその爽快感、けっこう長く持ちます。
ハッカ油はなかなかお湯に溶けにくいので、しっかりとかき混ぜてから試してみてくださいね。
※オイルでかぶれなどが起こる場合もあるので濃度にはくれぐれも注意し、パッチテストを行ってから使うのが一番安心です。
ハッカ油スプレーの注意点
ハッカ油スプレーは、時間とともに効果が薄くなっていきます。
自作してから、長くても10日以内には使い切ってしまいましょう。香りが飛んでしまうと虫除け効果も冷感効果も弱くなってしまいます。
また、ハッカ油は体につけても害ではありませんが、粘膜部分についてしまうと一時的に強い刺激となってしまいます。くれぐれも目には入らないように注意してください。
ハッカ油スプレーで夏の悩みを減らそう!
ハッカのにおいが好きだという方も多いでしょう。でも実は、ハッカのにおいが好きなのは人間だけ。
とくにゴキブリや蚊など、害虫はハッカのにおいを嫌がります。
夏の害虫対策に、そして暑さ対策に、ぜひ簡単に作れるハッカ油スプレーを試してみてくださいね。
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