妊活は美容にも健康にもいい?いつでもママになれる準備をしておこう♡
最近は芸能人にも「妊活」を行うことを公言する人が増えてきました。
森三中の大島美幸さん
芸能活動を休止して妊活を行い、「妊活」という言葉の知名度を一躍アップさせた、
森三中の大島美幸さん。
元モーニング娘。の保田圭さん
不妊治療を乗り越えて待望の妊娠!元モーニング娘。の保田圭さん。
東尾理子さん
高齢出産で2人のママになった東尾理子さん。
このように芸能界だけでも多くの方が妊活に励んでいたことが分かりますね。
本当に「子供を産む」準備、出来ていますか?
20代も中ごろを過ぎると女性は結婚や出産を意識し始めます。
漠然と「子供を産む」ことを意識していても…
本当に「子供を産む」準備、出来ていますか?
「妊活」はまだ早いと思っていませんか?
一例をあげると、25歳で彼氏が出来て3年付き合って結婚、新婚ラブラブ期間&仕事バリバリ貯金期間を2年を経て妊活を始めるのは30歳…。
現代では、初産での出生数は、35歳以降の年代で特に増加傾向にあり、2015年時点での第一子出産の平均年齢は30.7歳(「内閣府 平成28年版少子化社会対策白書」による)と既に30歳を超えています。
今彼氏がいる25歳の女性も初産が30歳を超えることはザラにあります。
もちろん彼氏がいない20代後半の女性も「子供を産む準備」について考え始める年齢としては決して遅くはないということです。
結婚観やライフスタイルが多様化する中で、「いつか子供が欲しい」と考えている女性は是非、「いつか」の為の「妊活」を考えてみてはいかがでしょうか。
「妊活」は健やかな体作り=美容に良いということがわかっています。
「いつか」くる赤ちゃんの為に健康で美しい体を保つ努力を今から始めてみませんか?
妊娠までの道のりを改めて解説します
妊娠のメカニズム ―数―
まずは、年齢を重ねると妊娠が難しくなるメカニズムを知りましょう。
妊娠するためには、女性が胎児ときに形成される「原子卵胞」が必要です。
いわゆる「赤ちゃんのタマゴ」ともいえる細胞です。
この原子卵胞は生まれる前の胎児のときには700万個もの数存在し、
出生時には200万個に減少します。
…そう、原子卵胞は時間とともに減少します。
思春期、初潮を迎えるころには30万個ほどに減少し、その後は月経の度に約300個の原子細胞が消失していきます。
その300個の中の一つが「成熟卵胞」として卵子として排卵されます。卵子として排卵される数は生涯で約400個だけです!
妊娠するにはこの400回のチャンスをものにして精子に出会わなければなりません。
一度の月経で約300個の原子卵胞が用意されるのは約32歳までで、それを過ぎると原子細胞の数は減少し、30代後半では約100個、40代では50個の原子卵胞で排卵を行うようになります。
妊娠のメカニズム ―質―
「数」のメカニズムはわかりましたが、
「質」はどうでしょうか?
年を重ねると肌のハリが失われ、たるみができたり、体力が弱まってきますよね。同じように32歳を過ぎると、1回の月経で用意される原子卵胞が減少し始め、卵子の妊娠する力や妊娠を継続させるための力が弱くなっていきます。卵子の元となる原子卵胞の年齢は自身の年齢とイコールです。
「質」に関して言えば、胎児のときに作られた700万個が減少しながら排卵のチャンスを待っています。
年月を重ねた卵子は、着床しにくくなったり、染色体の異常が出てしまう場合があります。
卵子の「質」の低下は年齢によるものだけではありません。若くても、生活習慣などによって卵子の老化が早まって「質」が低下してしまうこともあります。
逆に言えば、原子卵胞の老化を緩やかにできれば、年齢を重ねても卵子の質の低下を防げるかもしれないということです。
原子卵胞を元気に保つこと→身体を健康な状態に保つこと→健やかに美しくいること、と言えます。
これが「妊活」にとって最も大事なことです。
具体的に何をするの?
基礎体温をつける
まずは自分の体を知ることが第一です。
自分の生理周期を把握し、どのタイミングで自分の体がどんな状態なのかを知ります。生理不順が長期化すると、妊娠しにくくなる傾向にあります。
ホルモンバランスを崩している原因を特定して、対処方法を知っておきましょう。
基礎体温の測り方
毎朝目覚めたとき(起き上がる前に布団の中で)に、なるべく毎朝同じ時間に検温を行います。
検温は脇の下ではなく口の中で行います。
基礎体温計はコンパクトで丸洗いできる可愛い商品が1000円台~2000円台ほどで様々発売されています。
興和 【L.labo エル.ラボ】 レディス体温計 日本製 ピンク KN-21P
身体を温める
誰でも一度は聞いたことがある「女性に冷えは大敵」という言葉。
冷え性の体は妊娠には特によくありません。
普段から身体を冷やさない努力を行いましょう。
具体的には、
・湯船につかる習慣をつける。
・適度な運動(じんわり汗をかくぐらいの)を習慣化する。
・ホットヨガに通う。
・冷たい飲み物を避ける。
・冬場は腹巻を利用する。
等が有効です。
禁煙する
妊娠中の喫煙は子供に流産や早産、早期新生児死亡のリスクが高くなることがわかっています。妊娠中にたばこがご法度であることは広く知られていますが、現在喫煙している人は、将来子供をもうけたい場合、いつ頃たばこをやめればよいのでしょうか。
厚生労働省の最新たばこ情報によると、
・妊娠前に禁煙した場合、子どもの出生体重は、たばこを吸ってない妊婦と同じレベルになります。
・妊娠初期に吸っていても、妊娠3~4カ月までに禁煙すると、低体重児のリスクがたばこを吸っていない妊婦のレベルに近づきます。
・早産、週産期死亡についても妊娠初期に禁煙すればそのリスクは下がるとされています。
妊娠前に禁煙していれば、リスクは抑えられるようです。
様々な研究結果があり、喫煙歴や1日の本数によっても、禁煙後も子供に影響があるというデータもあるようですので一概には言えない部分もあります。
いずれにせよ、妊活をするには一日でも早く禁煙をするに越したことはありません。
最近では禁煙外来も多く、自分でやめられない方は医師に頼るのが近道と言えます。
過度の体重減量や増量をしない
モデルのようなほっそりした痩せ型に憧れる女性は多いですが、妊活には不適当です。
反対に過度の太りすぎも良くありません。
医学的に最も病気のリスクが低いBMI値を「22」を目安に体重をキープすることをおすすめします。
日本人女性の平均身長が158cmとされていますので、BMI「22」だと54.92kgが適正体重となります。158cmの女性で45kg以下の体重の場合はBMI「18」以下となり、痩せ型となってしまいます。
自分の適性BMIの値を基準にして、大きな体重の増減をしないようにすることにすることが大切です。
BMI値は自動計算してくれるサイトが様々あるので活用してみましょう。
ストレスを貯めない
ストレスは身体に様々な悪影響を及ぼします。生理不順もストレスが原因で引き起こされることが多いと言われています。
まずはストレスの原因を明確にして、それを取り除くためにできることをひとつひとつ実行しましょう。仕事関連の人間関係など、ストレスの原因がわかっていても、取り除くのが難しい場合もあります。
そんな場合は、自分なりのストレス解消法を理解しましょう。これは当たり前のことのように聞こえますが、非常に重要なことです。
自分のストレス発散方法がパッと頭に浮かばなかった方は、下記のようなストレス発散法を試してみてはいかがでしょうか?
・好きなアーティストのライブに行く。
・学生時代に打ち込んだスポーツを再び始めてみる。
・カラオケで大声で歌う。
・全く初めての習い事を始めてみる。
・週一回大好きなものを思いっきり食べる。
・友達と心のままにおしゃべりをする。
妊娠は「したい」と思ったときにすぐできるとは限りません。
30代の女性のみならず20代の女性にとっても、「いつか」の妊娠のときに備えて健康で美しい自分でいる努力を惜しまずに生活できると良いですね。