ホームケアでは治らない!目の下の黒クマの治療方法を解説!
目の下のクマの解消法について、前回の記事では目の下のクマには3つのタイプがあること、そして、それぞれの見分け方と解消法を説明しました。今回は3つのタイプの中でも自宅のケアでは解消できない黒クマの治療法を詳しく分かり易く解説します。
黒クマの原因は目の下のたるみ
黒クマの原因は目の下のたるみです。加齢とともに目の下にあるロックウッド靱帯や皮膚の弾力性、皮下支持組織が衰えることで、目の下に溜まった脂肪が膨らみをつくり、目の下にたるみが目立つようになってしまいます。そして、目の下のたるみによって影ができ、黒クマとなってしまうのです。
眼窩脂肪と言われる目の下の脂肪を取り除く治療を行うことでたるみは解消されますが、目の下の脂肪を取る治療には、いくつかの種類があります。
脱脂法(経結膜脱脂法、経結膜下脱脂法、経結膜的脱脂、下眼瞼脱脂)
まずは脱脂法と呼ばれる治療法を紹介いたします。
その名の通り、脂肪を取り除く治療法です。下瞼の裏側の結膜部分にレーザーで小さな穴を開け、その小さい穴から余分な脂肪を取り出します。
半永久的に続く効果が大きなメリットです。治療時間は両目で60分~90分程度で、目の下の裏側の施術なので、傷跡は目立たず、術後の腫れも短期間で治まります。
脱脂法+注入
クリニック、ドクターの考えや術式、テクニックにもよりますが、脱脂法で脂肪を取り除くだけでは、脂肪が出てきてしまっている部分は解消できでも、その下の凹んでいる部分が解消できないという考えがあります。そこで、目の下の脂肪を取った後にヒアルロン酸や脂肪、PRP(多血小板血漿)、PPPなどを注入することで、より自然な、なだらかな仕上がりに見せる治療があります。
脱脂法に加えて注入する治療
・ヒアルロン酸注入
もともと体内に備わっているヒアルロン酸は、保湿性がとても高く、加齢によりできてしまったシワを治す治療に使われていたり、鼻を高くする治療や顔の輪郭を整える治療、バストアップにも使われます。
・脂肪注入
太ももや臀部、腹部などの体に負担を掛けない部位から脂肪を取り注入します。自分自身の脂肪を注入するので、アレルギー反応がなく、定着率が高いことから永久的に効果を持続できます。
・PRP(多血小板血漿)注入
ご自身の血液から成長因子(コラーゲン生成などの若返りを助ける働きを持っています。)を多く含む血小板を取り出し注入します。しわやたるみ、ニキビ跡の凹凸の治療にも使われます。
・PPP(少血小板血漿)注入
PPPもご自身の血液から成長因子を含む血小板を取り出し注入する治療です。PRPの方が血小板を多く含んでいるので、アンチエイジングの効果は高いですが、PPPは即効性に優れます。
トラコンハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)
脂肪を取り除くのではなく、突出している脂肪を凹みに移動させ、たるみと凹みを一気に解決する治療法です。
トラコンハムラ法での治療も効果は半永久的です。施術時間も60分~90分程度で終了する、とても魅力的な治療法ですが、トラコンハムラ法は、行っているクリニック、術者が少ないないので、知る人ぞ知る、クマ治療です。
施術比較表
事実とは異なる場合があることをご了承ください。
詳しくは施術を行っているクリニックにお尋ねください。
実は青クマ、茶クマを治す治療もあります
青クマの治療法
青クマは寝不足や眼精疲労による目の周りのむくみ、血行不良が原因です。そのため、代謝を高めたり、コラーゲンの生成などの効果がある美肌治療でよく使用されるレーザー治療がおすすめです。
・ダイオードレーザー
・ヤグレーザー など
茶クマの治療法
茶クマは紫外線などによる色素沈着が原因ですので、色素沈着が改善できるレーザー治療や塗り薬がおすすめです。
・レーザートーニング(レーザー)
・ライムライト(レーザー)
・ハイドロキノン(塗り薬) など
まとめ:黒クマは治療で改善すべし!どの治療法を選ぶかはあなた次第です…
いかがでしたでしょうか?黒クマがクリニックで治療を行わないと治らない理由、お分かりいただけたかと思います。黒クマ治療である脱脂法も、注入を加える方法もトラコンハムラ法もメリット、デメリットがあるので、まずはクリニックでカウンセリングを行ってみると良いかもしれません。
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