日焼け止めスプレーは楽だけど、気をつけなきゃ大変なことに・・・。
という時に常備しておくと安心なのが「日焼け止めスプレー」。
洋服やストッキングの上からでも使えて、全身丸ごと、髪の毛まで紫外線から守ってくれるスグレモノです。全身を紫外線からがっちりブロックしたい人には是非オススメの商品です。
危険!日焼け止めスプレーによる事件
日焼け止めスプレーは誰でも気軽に使える反面、使い方次第では大変危険な場合もあります。子供でも安心して使える様に、日焼け止めスプレーの賢い使い方を紹介しましょう。
日焼け止めスプレーは、火のそばでは絶対に使わない!
炎天下のバーベキュー。ダラダラ汗が出ますよね。ついつい日焼け止めスプレーをシューと使いたくなる人もいるのではないでしょうか。
しかしこれは大変危険な行為です。アメリカのマサチューセッツの男性が、バーベキューの最中にスプレータイプの日焼け止めを使用して、胸に大やけどを負った事件がありました。炎はスプレーの後を追って胸から首にかけて燃え移り、腕にも引火したそうです。
日焼け止めスプレーは、火のそばでは絶対に使わないようにしましょう。少し離れた場所で使ったとしても、周囲の人に危険が全くないとは言い切れません。
夏のアウトドアに行かれる方は、この事をよく覚えておいて下さいね。
子供の吸引事故
手軽に使える日焼け止めスプレー。身体にかけるとヒンヤリとするタイプもありますから、子供は喜んで使うでしょう。しかしここにも危険が潜んでいます。
日焼け止めスプレー使われている成分の中には様々な化学物質が使われています。これらの成分は皮膚に使っても安全であるとテストされていますが、化学合成エストロゲンとして肺に作用すると大変危険である成分もあるのです。
日焼け止めスプレーの中でも、酸化亜鉛、酸化チタンなどの粒子物質が含まれているスプレーは、謝って吸引した場合、肺疾患を起こす危険があります。
顔にかけた時に間違ってスプレーを吸い込まない様に、小さい子供には充分注意が必要です。
>>>『赤ちゃんも安心して使える日焼け止め、ちゃんと使っていますか?』
髪の毛を痛める原因になる?
日焼け止めスプレーは、日焼け止めクリームよりも手軽に使えますし、何と言っても髪の毛に使えますからとても重宝しますよね。
髪の毛への紫外線のダメージは、皮膚の3倍以上あるといいますから、出来れば髪の毛の紫外線対策も気をつけたいハズ。
しかし、日焼け止めスプレーの中には、数値の高い商品の場合は髪の毛に使用すると、スプレーの成分によってはなかなか洗い流しても落ちない場合があります。
ただでさえ夏の紫外線を浴び続けた髪の毛は、肌と同じように老化して、髪の毛本来の柔軟性が弱くなります。そうすると髪の毛のキューティクルがはがれ、髪内部のメラニンが破壊されてしまうのです。
そんな傷んだ髪の毛に日焼け止めスプレーを使用すると、髪の毛の水分が蒸発し、髪の毛のツヤがなくなり、パサつきや切れ毛、枝毛などのダメージが発生しやすくなります。
日焼け止めスプレーを使う場合は、外に出ている時間の長さに合わせて数値の低い物を使う、もしくは帽子をかぶるなどをして髪の毛のダメージを少なくすることも大切です。
日焼け止めスプレーの賢い使い方
まず、手足は服の上からならシューッと吹きかけても構いません。しかし顔にかける時はその方法ではガスを吸引してしまいます。
上手な日焼け止めスプレーの使い方
① 手の甲に近づけ、スプレーを吹きかける
ガスが手の甲に溜まって白い液体が出ます。
②白い液体を薄く伸ばして、顔等に使用してください。
目と口の周りは避けてぬりましょう。
③髪の毛は、あらかじめダメージから守るスプレーやコスメで髪の毛を保護した上でしようしましょう。
日焼け止めスプレーを使用した日はいつもよりも丁寧にシャンプー、トリートメントを行って下さい。毛穴を日焼け止めスプレーの薬剤が塞いでいる可能性もありますから、お風呂場でゆっくりと頭髪マッサージを行うのもオススメです。
SPFの数値と効果を知っておこう
日焼け止めに書かれているSPF。日本で最大のSPFの数値は50と決まっています。曇りの日でも、雲を通過して日焼けを促す紫外線は90%もあるそうです。
敏感肌で肌の白い人が、何もケアしないで自分の保護力だけで皮膚を守れるのはたったの10分たらずという報告もあります。
しかし、SPFが20の数値の日焼け止めでも、3時間程度は肌を守ることができるそうです。
長時間炎天下の外で歩き回るのでなければ、最大の強さのSPFが50の商品を使わなくても大丈夫。無駄に強い数値のものを使用するとデメリットの方が大きくなる事もあります。
自分の目的に合わせて、日焼け止めスプレーは使うようにして下さい。
まとめ
いかがですか。日焼け止めスプレーは使いやすいので子供も大人も重宝します。使い方さえ正しく知っておけば、全身の紫外線をブロックするのにこんなに心強いコスメはありません。
大切なのは正しい使い方。そして無駄に強い数値の日焼け止めをガンガン使わない事です。外国では海外では、日焼け止めクリームと皮膚がんの関係性に警鐘を鳴らす記事も報告されています。
白い肌を守るためにも、日焼け止めスプレーは賢い使い方をして下さいね。
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